借りぐらしのアリエッティの原作や聖地(舞台モデル)まとめ！気になる続編は？

こんにちは！

今週の金曜ロードショーはジブリ作品の「借りぐらしのアリエッティ」！

洗濯バサミの髪留めがキュートな主人公アリエッティと、病弱でイケメンな翔の触れ合いが何度見ても飽きない作品ですよね。

私は2010年の公開当初に映画デートで観に行ったなぁ…と予告を見て懐かしい気持ちになりました(´・ω・`)

映画公開されて早10年経つこちらの作品ですが、実は金曜ロードショーでの放送を前にふと原作や舞台モデルである”聖地”がどこなのか気になりました。

そこで今回は「借りぐらしのアリエッティ」の原作と舞台モデルについて調べていきたいと思います♪

原作はイギリスの児童向け小説

床下の小人たち新版 （岩波少年文庫） [ メアリ・ノートン ] 価格：748円（税込、送料無料) (2020/8/28時点) 楽天で購入

早速原作のご紹介ですが、原作は「小人の冒険シリーズ」という児童向けのファンタジー小説シリーズです。

作者はイギリスのメアリー・ノートンさんで、この作品は1952年に出版されてから、カーネギー賞を受賞しています。

カーネギー賞（The Carnegie Medal）とは、イギリスの図書館協会から贈られる児童文学賞。1937年に創設された歴史ある賞です！

原題も「The Borrowers」となっていて、まさに借り手（Borrower）というニュアンスが出ています。実際は返していない物もあるので「借りている」というニュアンスでいいのかはよく意見が見受けられるところですね。

内容も「借りぐらしのアリエッティ」と基本変わらず、人間から必要な物を借りてひっそりと暮らしていた小人の冒険を描くストーリーになっています。

しかもシリーズものということで、1952年に第1作が発表されてから全5作が発表されています。

床下の小人たち ：The Borrowers（1952）
野に出た小人たち ：The Borrowers Afield（1955）
川をくだる小人たち ：The Borrowers Afloat（1959）
空をとぶ小人たち ：The Borrowers Aloft（1961）
小人たちの新しい家 ：The Borrowers Avenged（1982）

ちなみに2010年に映画化される前にも一度、約40年前にアニメーション化は企画されていましたががそのときは実現することができませんでした。

そこから約40年の年月を経て、2008年初夏に宮崎駿監督によって改めて企画、そしてアニメーション化が実現化されます。

原作との違いは？

原作がイギリス文学ということで、原作と映画では舞台が大きく違います。

原作では19世紀から20世紀のイギリスが舞台となっていますが、「借りぐらしのアリエッティ」では現代日本が舞台になっています。

というのも宮崎駿監督は、現代日本というより身近な舞台を設定することで、自分たちに当てはめて描写したいという意向があったそう。

ベースになる舞台の違いも気になるので、私も原作であるイギリス文学の方も読みたくなってきました(*’ω’*)

聖地(舞台モデル)は「盛美園」

「借りぐらしのアリエッティ」ですが、実は公式には舞台地は特定されていないんです！

ただ登場する和洋折衷の屋敷や庭園は、青森県平川市にある盛美園がモデルとされていて、アリエッティたちの別れのシーンなどは小金井市が舞台モデルとされています。

盛美園の基本情報

名前：盛美園（せいびえん）
住所：〒036-0242 青森県平川市猿賀石林１

閲覧料金（観覧時間40分）
◆大　人	500円	（冬季250円）
◆中・高校生	330円	（冬季170円）
◆小学生	220円	（冬季110円）
◆小学生未満	無料
※冬季（11月中旬～4月中旬）

津軽で盛んだった大石武学流の造園を代表する日本庭園で、国の名勝でもあります。

明治時代の日本三名園の一つとも言われている美しい庭園です。

どんな建物？アリエッティのどこで登場する？

明治時代に清藤盛美という資産家が、9年間の長い年月をかけて完成させたもので、庭師の小幡亭樹を招き作らせたものでした。

青森の津軽地方で根強い人気があった武学流という流派で、明治時代の庭園の中でも屈指の出来栄えとされています。

庭園の特徴としては、和洋折衷の洋館である盛美館が見どころ。

同じ建物ですが1階と2階で意匠が全く違っていて、1階は純和風、2階はドーム屋根などで洋風に作られています。

盛美園の床下通風孔の付近はこんな感じ。アリエッティはいなそう。 pic.twitter.com/e76D08P9Ix

— もりしろ (@MorishiroA) July 18, 2014

「借りぐらしのアリエッティ」の世界観やイメージで主に利用されていますが、作中のお屋敷は実際の盛美園と内部の構造などは大きく違っているようです。

アリエッティが行き来する床下が、盛美園をモデルとしているようですね！

まとめ

今回は「借りぐらしのアリエッティ」の原作と聖地についてまとめてみました。

改めてジブリ映画のアリエッティを見た後に、原作も読み比べしてみたいなぁと思いました(^^)/

以上お読みいただきありがとうございました☆